
独立する為に、起業する為に、
- 好きな事を仕事にする。
- 得意な事を仕事にする。
- 資格を取り能力を身につける(手に職をつける)。
まず、これが一般の人のやること。
しかし、ほとんどの人が、それで生計を立てられるようになるまでに至っていません。
何故だと思いますか?
そもそも、
- 好きな事での仕事
- 得意な事での仕事
- 資格による能力(手に職)
これらは、”職そのもの”であり、”経営”ではないからです。
上手くいかない人は、”職人の域”を脱していないんです。
※職人が悪いといっているのではありません。
職人気質っていう言葉がありますが、職人気質とは、職人特有の自分の腕に自信を持ち頑固で実直な様を表す言葉です。”職務”に関しては、ブレない、譲らない。そんな素晴らしい一面があります。
しかし、それだけでは経営はできません。
お客様を集めることはできません。
会社の経営の舵をきることはできません。
それは、いくら”いい仕事(作業)”をしたとしてもです。
起業して上手くいかない人、伸び悩んでいる人は、”職人脳”のままなんです。
なので、上手くいっていない人には、今すぐにでも”経営者脳”を養って欲しいです。
”経営者脳”とはどんなものか
では、そもそも経営者脳って何なのか。。。
実は、上手く言っている職人さんは”経営者脳”も兼ね備えています。
たとえば、経営者脳を兼ね備えている職人さんは、
- 数字に敏感です。
- 言葉に敏感です。
- 時間(タイミング)に敏感です。
- 情報に敏感です。
具体的に言うと、
- いい加減に数字を扱わず、現状を把握する時は、数字など見える形に整理し、その変化に応じた策を練り対応をします。
- いい加減な言葉や乱暴な文法の使い方をしません。お客様に何かを伝える時は、言葉を大切にしています。
- 基本的に、自分のタイミングより、お客様のタイミングを優先します。
- 本を沢山読み、新聞も読み、役に立つ情報を取り入れて経営に役立てています。
このように、独り職人でも、上手に経営している人は、上記の4つにとても敏感なんです。
ちょっと話が逸れますが、昨日、月が変わったので数人の僕のクライアントさんに、こんな質問をしてみました。
「先月の新規顧客数、リピート客数は、何人でしたか?」
- 上手くいっている人からは、即答で正確な数字が返ってきました。
- なんとなく上手くいっている人は、アバウトな数字がすぐに返って来ました。
- しかし、うまくいっていない人は、僕に質問されてから数字を調べだしました。
これが、職人脳と経営者脳の違いの例のひとつです。意識の違いです。
職人脳は、上手くいっていないから、数字を直視できず、精神的な不安で方法論ばかりに意識がいってしまいます。
数字に意識が向いていないので、自分が経営に施した策の成果を数字で確認していません。
数字で確認していないので、数字の変化や分析の仕方もわからないまま、新しい方法を模索し続けているのです。
変化に鈍感なので、ここぞというタイミングで大切なことへ行動をうつしません。
職人脳と経営者脳では、判断・選択する基準・価値観が、明らかに違うんです。
あなたは、このような数字に疎く、言葉の使い方が乱暴で、時間感覚がずれていても、情報弱者のままでも、仕事の腕がさてよければ、上手な経営をできると思いますか?
僕は、無理だと思います。
仕事の腕がいいのと、経営ができるというのは、まったく別問題なんです。
きっと使っている脳の部分も違うような気がします。
話を戻しましょう。
仕事(職務)ができるというのと、経営ができるというのは、まったく別次元
”仕事はできるけど経営できない”という人は、
- マネジメントを任せられる優秀な誰かを経営陣に迎える。
- 優秀なコンサルタントをつける。
- どこかの会社組織に就職して職を生かし経営はしない。
- 自分の”職人脳”を日々の訓練と学習で”経営者脳”に変えていく。
これしかないと思うのです。
あなたの脳は、”職人脳”ですか?それとも”経営者脳”ですか?
もし、”職人脳”なら、いくら腕を磨いてもお客様が集まる仕組みを理解できる”経営者脳”を養わないと、これからもしんどいですよ。
どんどんあなたのビジネスが上手くいきますように。。。