このページでは、個人事業主がセミナーに出るときの心構え(その3)「自分を見失わない」をお届けします。
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■ 個人事業主がセミナーに出るときの心構え(その1)「現状の把握」
■ 個人事業主がセミナーに出るときの心構え(その2)「質問」
知りえた情報は、仕事、実践で活かす
セミナーに出ると、今まで知らなかった情報やノウハウ、テクニックを知ることができます。
ここで、注意しなきゃいけないのは、「知らなかった」⇒「知っている」になっただけで「できる」になったわけではないこと。
もちろん、体験型のセミナーで「できない」⇒「できる」に成長できるセミナーもありますが、情報やノウハウ、テクニックを提供してくれるセミナーに出るときは、その情報やノウハウ、テクニックを活かすことが目的であって「知った」だけでは、知識の持ち腐れです。
知っただけで、気が大きくなるようなことでは、個人事業主としてはお寒い限りです。
偉くなった訳ではない
セミナーに参加した後に、態度がころっと変わってしまう人がいます。これは特に高額のセミナーに参加した人に多い傾向です。
自分は、意識の高いことを学んでいる。周りは学んでない。自分はものを知っている。周りは知らない。そんな風に、周りと自分は違うんだって思い込んでしまいます。
それだけならいいんですが、周りを見下す態度をとる人も居ます。
もし、あなたが親しい友人にそんな態度を取られたらどう思いますか?
ちょっと高額のセミナーに出たからって急に偉そうにされても、あまり気分はよくないと思います。
自分は高い位置にいると勘違いして、自分を見失うとそうなっちゃうのでしょう。
それでも本来なら、高い位置にいる人が低い位置にいる人にこそ優しくなれたらって思いますが。残念な態度です。
人間はそう簡単には変われない生物
セミナーに出ると「変わった気」がするだけで、ほとんどの人は本当は、あまり変わっていません。
「気づいた!」「覚醒した!」と、その衝撃とテンションで大きく変わったような気がしているだけな時がほとんどだと思います。きっと顕在意識の部分で一喜一憂しているだけです。
人間の潜在無意識っていうのは、そうそう変化してくれませんから、じっくり時間をかけて根気良く継続的にだましだまし変えていくしかありません。
セミナーに出て、今まで知らなかったことを知り、できなかったことができるようになっても、絶対に自分を見失わないこと。
それが大切であるということを覚えておいて欲しいです。
そして、別に偉くなったわけでもないということも。