ビジネスコラム

個人事業主がセミナーに出るときの心構え(その1)「現状の把握」

個人事業主の方の中には、ご自身のスキルをアップする為にセミナーに出たりコンサルタントと契約したりする人も居ると思います。

そんな時に、気をつけておきたい点をシェアしたいと思います。

まずは、個人事業主がセミナーに出るときの心構え(その1)として

セミナーに出る前に、自分の現状の把握をしておく

きっと、ほとんどの人が現状を打破したいが為にセミナーやコンサルティングを利用するのでしょうが、果たしてその現状を把握している人は、どれだけいるかは疑問です。

現状を「なんとなく」のまま、きちんと把握もせずにセミナー講師やコンサルタントのセールストークに乗っかって「なんとなく」「いいかも」っていう直感で参加している人が多いような気がします。

確かに直感は大事です。

しかし、もしセミナー講師やコンサルタントのセールストークに単純に乗せられれいるだけだとしたら、身の丈に合わない、現状の自分には合わない無駄な学びの時間を過ごす事になるでしょう。

セミナーに出たり、コンサルティングを受ければ、今まで知らなかった情報や知識がそれなりに入ってくるので、テンションも上がりますしできるような錯覚に陥ったりします。学んだ気になります。講師たちは、それを生業にしているからその気にさせるのは上手です。
現状の把握をきちんとしていない以上、現状へのフィードバックや活かし方ができませんので、どんどん軌道は本来とは別な方向へずれていきます。

また、こんなことを何度も繰り返しているとセミナー貧乏になってしまうだけでなく、事業はまずます上手い方向に進んでいきません。

セミナーを受けること自体は、何も悪いことではありません。

ただ、今自分の現状をしっかり把握し、その現状に何が必要で何が足りないのかを吟味した上でセミナー選びをする事が大切です。

残席○名!今月限り!今がチャンス!

このセリフはあなたの購買意欲の背中を押すためだけの開催側の都合のセリフであって、あなたの現状とはまったく関係有りません。申し込み時は、冷静になりましょう。

しかし、セールストークに乗っかって準備もせずセミナーに参加した人は、そんな自分を否定できないので、参加した意味を見つけ肯定しようとします。人間っていうのはできれば後悔はしたくないですから。

そんな心理で「現状を把握する」「現在地を確認する作業」を怠ってセミナーやコンサルタントにお金を払うのは、投資ではなく「消費」にしかなりません。セミナーがレジャーや趣味になっている領域です。

セミナーに出る前に、自分の現状の把握をしておけば、自分がそこで最低限何を吸収しようかが明確なので、セミナー後も現状にフィードバックして役立てることができます。学びの後の実践です。

現状の把握をして学んだことを実践すれば、経営力や営業力にもいい影響を与えます。

そのくらい、セミナーに出る前に、自分の現状の把握をしておくことはとっても大切なんですよ。

次のコラムでは、「個人事業主がセミナーに出るときの心構え(その2)」としてセミナーに出る前に準備していくといいものを執筆しました。
興味のある方は、次のコラムもどうぞ!

 

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